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坂佐井 馨; 岸本 牧; 荒 克之
Nonlinear Phenomena in Electromagnetic Fields, p.85 - 88, 1992/00
ある領域から磁界を選択的に検出するため、完全反磁性体と磁束センサからなるハイブリッドシステムを考案した。これは、横断面が開ループとなった完全反磁体の円筒に磁束センサを設置したものである。このシステムによって感度良く検知できる磁束源は、円筒によって切りとられる領域に存在し、かつ円筒軸に平行な向きをもった磁気ダイポールである。システムの有効性を調べるため、完全反磁性体としてビスマス系高温超電導体を用いた実験を行った。その結果、磁束源の近傍ではセンサの実効的な感度が増大することがわかった。実験体系をさらに整備すれば、磁束源の選択的検出が可能と考えられる。
荒 克之; 坂佐井 馨; 岸本 牧
Nonlinear Phenomena in Electromagnetic Fields, p.193 - 196, 1992/00
電流分布およびそれが作る磁界との間の関係はビオ・ザバールの法則で記述されるが、この法則式のフーリエ変換から電流分布と磁界との間の空関伝達関数を導いた。この空関伝達関数の周波数特性を調べたところ、バンドパスフィルター特性を有する1つの伝達関数とロウパスフィルタ特性を有する2つの伝達関数より成立していることがわかった。このフィルタ特性のカットオフ周波数から磁界を計測する場合の空間サンプリング間隔を求めた。電流分布および磁界のx,y,z成分についての関係式は空間伝達マトリックスで結ばれる。磁界計測値から逆に電流分布を求めるにはこのマトリックスの逆マトリックスを求めなければならないが、空間伝達マトリックスの逆対称性故に行列式がゼロとなり逆問題の解は1意に定まらない。そこで、完全反磁性超電導体の導入による指向性磁界計測法を提案した。